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複写伝票で万年筆を使う

 以前、かつての炭酸紙用に作られたマニフォールドペン先をご紹介しました。ペン先字幅の特殊な呼称 炭酸紙はカーボン紙のようなものなので、マニフォールドペン先は、複写伝票用だったわけです。 現在、私たちの身の回りには、複写伝票がたくさんありますが、当時のマニフォールドペン先は、現在の複写伝票に向くでしょうか。 手元にある、3号の昭和7年マニフォールドペン先で試してみました。 非常に複写枚数が多い、ゆうパ...

戦前の丸善アテナ・インキ止式万年筆カタログ

 残念ながら発行年月はわかりませんが、かなり古いカタログです。 以前、繰り出し式万年筆各種でご紹介したカタログの裏面になります。 過去記事インキ止式の表記について PCの日本語変換傾向でご紹介しましたような、「インキ止式」という表記を見て取ることができます。 また、別の過去記事インキ止式万年筆製造の上で一番難しい点でご紹介しましたような、インキの流れについても言及があります。 ただし、「インキの流れ...

インキ止式万年筆製造の上で一番難しい点

 過去記事で紹介しましたように、戦前日本ではインキ止式がとても人気ありました。当時のものは、軸を振らないとインキが出なかったり、書いていてインキが途切れたりするものがほとんどだったのですが、使わないときにインキの流出を遮断することが出来るメリットがあることから、大変に普及したわけです。  最近、オークションや骨董市、中古万年筆店でインキ止式をお求めになった方から、インキが途切れる、インキが出ないと...

インキ止式の表記について PCの日本語変換傾向

 インキ止式万年筆は、どのように表記するのが適切でしょうか。 大変些細なことですが、伝統的な呼称を重視しますと、「インキ止式」という表記がベストです。 送りがな「め」は入らないことが多いですし、「インク」ではなく「インキ」の方で呼ばれて参りました。 最近、「止」ではなく「留め」で表記される方もいらっしゃいますが、インキを「とめる」ということの意味を考えると、「留め」では明らかに誤りであることは明白...

ロール目について考える 縦延べペン先 横延べペン先

 金属板素材は、ローラーに掛けて伸ばして製作します。 そのときに、板表面には圧延方向に、ロール目と呼ばれる圧延目がつきます。 ペン先も、薄い板状になるまでは、圧延して延ばして作ります。しかし、表面は磨かれますので、表面にロール目が残っていることはほとんどないです。   板を加工するとき、ロール目と曲げ方向は直角にするのが原則です。画像1 上記画像で、便箋の罫線がロール目と仮定しますと、ロール目と直...

ペン先入り長さとキャップゆるみにくさ

 最近、以下のようなことを耳にしたが、説明して欲しいというようなご質問などを多くお受けします。●キャップ回転数が多い方がキャップがゆるみにくいのではないか●ペン先の首部分に入る長さが長い方が、取り付け強度が安定して、抜けにくい、ペン先ペン芯がずれにくいのではないか 上記はいずれも否です。 すべて過去記事にてご紹介済みですので、前者についてはペン先入り長さについて多条ねじ 四条ねじについてmasahiro万年...

セルロイドの経年変化変形・首の振れ動画

 エボナイトは、経年変化による寸法形状変化がほとんど無いすばらしい素材であることは、ご説明して参りました。 セルロイドは、残念ながら時間がたつと変形収縮してしまいます。 セルロイド製であっても、昔のものは、重要な部品(首やペン芯)はエボナイト製でした。従って、レバーフィラー(テコ式)や、カートリッジ式のような、首部分に重要部品が密集している方式では、セルロイド製であっても重大な問題は出にくいです。...

繊維素系樹脂製品について

 当方の商品は、エボナイト製以外では、画像のような、繊維素系樹脂でも可能です。 一番右のシルク柄を標準仕様としております。 ところが、左二種類の方が人気あります。他社で、同様の色素材を使った商品が存在するためでしょうか。特に真ん中の白黒柄は、先日イタリアの某メーカーから、全く同じ素材を使っていると思われる商品が出ております。もっとも、こういった素材は、インキがキャップ内などにつくと色が目立つため、...

推奨するペン先大きさと軸太さの組み合わせ

 万年筆の軸に対するペン先大きさ(字幅ではなく大きさです)の選択基準は以下のようにお考え頂ければ幸いです。 13㎜軸には、中型ペン先がお勧めです。中大型ペン先も装着できますが、大型ペン先は大きすぎます。 14㎜軸は、中大型ペン先がベストです。 15㎜軸は、中大型ペン先も大型ペン先も、どちらも良いです。大型ペン先は15ミリ軸以外ではお勧めしません。価格表...

新しいペン芯が完成しました

 最新の計算結果をもとに、新しい自社製エボナイトペン芯が完成しました。インキ止式・カートリッジ式ともに、新しくなりました。 なお、近日、以下のペン芯は、廃盤(もしくはオーダーがまとまり次第生産)に変更する予定です。●中型ペン先 インキ止式用 構造はプラスチックペン芯と同様の構成で製造して参りましたが、今回、寸法を若干変更しました。その変更量は、すべて0.05㎜未満です。外観からは全く違いがわかりません。...

マーブルエボナイトペン芯 (試作品)

 私のところでは、自社でペン芯を製造しているため、マーブルエボナイト製のペン芯も作ることはできます。 試作品画像をお見せします。 一番際だつ先端部分の画像です。  過去には、マーブルエボナイトのペン芯も作られており、修理品で何本か拝見したこともあります。現在では、他社では作られていないのではないでしょうか。 ただし、マーブルエボナイト製の場合、マーブル目が見えるように丁寧に磨かなくてはなりませんし...

ご自身での調整について

 万年筆をご愛用の方々から、ペン先調整のご相談をお受けすることがあります。 また、ご自身で調整される方も多いようです。残念ながら、市販品ではご満足いただけない書き味などのものが多いというご意見を多く頂戴しています。このことは私も何とかならないものかと常に思っています。私は、自分のところで販売する製品を良くすることと、ご相談があった商品を改善させていただくこと位しかできません。  先日、ペン先調整の...

昭和11年パイロット製オブリークペン先

 以前、ひねり許容性について言及しました。そのときご紹介した、ひねり許容性を高めるためのペン先先端形状を持ったペン先である、オブリークペン先、ペン先先端形状としてはかなり古くからあるものです。 現在では、パイロット製品にはありません。エクストラスムーズという特殊な研削を施したペン先はありますが、オブリークとは若干異なります。 オブリークペン先は、先端を斜めにカットしたものであり、エクストラスムーズ...

ペン先の調整について-メーカー出荷状態を尊重して

 万年筆の書き味調整について様々なご質問をお受けしております。メーカー出荷状態では駄目なのか、調整を売りにしているお店で購入すべきなのか、等々。 そこで、今回、万年筆調整について、考えてみたいと思います。 私は、メーカー出荷状態を何より尊重しています。なんでも調整すれば良いというものではないと思っています。メーカー出荷状態で良いものがあれば、何もする必要はないわけであり、何もする必要がないものをあ...

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プロフィール

 masahiro万年筆製作所  代表者 内野成広

Author: masahiro万年筆製作所  代表者 内野成広
総エボナイト製手作り万年筆を製造しております
一切の妥協を許さない完全な商品を目指し、生涯唯一の職業として励んでおります
ペン芯までエボナイトで製造している数少ない万年筆メーカーです。

また、株式会社パイロットコーポレーション 正規販売店として、パイロット商品の販売をいたしております。

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静岡市駿河区大谷769-3
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