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「余と万年筆」の不思議な一節

 以前、夏目漱石の「余と万年筆」についてご紹介しました。詳細はこちら

 当時の万年筆について感心がある方は、上記過去のコラム内に掲載した内田魯庵の文章とともに、一読をお勧めします。

今すぐ読む

 ところで、この「余と万年筆」の本文中には、不思議な一節があります。

此間魯庵君に会った時、丸善の店で一日に万年筆が何本位売れるだろうと尋ねたら、魯庵君は多い時は百本位出るそうだと答えた。夫では一本の万年筆がどの位長く使えるだろうと聞いたら、此間横浜のもので、ペンはまだ可なりだが、軸が減ったから軸丈易えて呉れと云って持って来たのがあるが、此人は十三年前に一本買ったぎりで、其一本を今日まで絶えず使用していたのだというから、是がまあ一番長い例らしいと話した。して見ると普通の場合ではいくら残酷に使っても大抵六七年の保証は付けられるのが、一般の万年筆の運命らしい。


という記述がございます。
 軸が減ったから軸だけ変えて欲しい、という依頼というのは理解に苦しみます。

 当時の万年筆は、キャップがネジではなく、合口鞘と言って、すっとかぶせるように摺動させて開閉するタイプでした(ウォーターマンの一部のように例外もあります)。これですと、ほんの少しでも摺動部分が摩耗するとキャップ勘合力が劇的に弱くなります。
 軸が減ったというのはこの症状のことかもしれません。もっとも、勘合力が弱くなっても修正が可能ですし、まさに下の画像のようにキャップを作り替えればじゅうぶん使えます。

※合口鞘の一例
オノトシェブロン
P6290020.jpg
※キャップは割れていたものを私が製作したものです。

オノトバーレー
20060526090953.jpg
※キャップは無かったものを私が製作したものです

8号ペン先付き軸
P5090007.jpg

P5090015.jpg
※これもキャップは私が製作したものです。


参考コラム

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