Entries

エボナイト削り華

 エボナイトを精密加工するには、削って行なう必要があります。いわゆる除去加工を行なう必要があるのです。
 現在の万年筆において主流の素材であるAS樹脂やPMMA(アクリル樹脂)は型に流す溶融加工が可能であり、量産に優れておりますし、切粉も出ません。
 エボナイトの場合は、削るために切り粉がたくさん出ますし、切削作業は、ある作家の言葉を借りると、切り粉を作っているのではないかと思うくらいです。
 もっとも、現在の多くの切削加工の現場では、「切り粉が作られている過程」を目で注視できる状況にはありません。その点私が行なっている加工状況では、まさに切り粉を注視しています。
 ドリルの切り粉、ねじ切りの際の切り粉など、それぞれの作業・刃物によって切り粉の様子は全然違います。
 共通して言えることは、切れ味が良くないと良い切り粉は出来ず、面精度も非常に悪くなってしまいます。昔から、切り粉を見れば刃物の切れ味やひいては刃物の研ぎ技術、その人の加工技術がわかると言われてきました。また切り粉の量は、その工場の生産状況を物語るとも言われています。
 今回は、切れ味が良い場合に出る切り粉の一例をお見せしたいと思います。
 純粋なエボナイトでなければこの色にはならないことも付記しておきます。色が漆黒のエボナイトも、切削するとこのような色になるのです。
 画像ではわかりにくいですが、幅は約5㎜、厚みはおよそ3/100㎜です。長さは約1メートルあります。
P8230089.jpg

 既述の通りエボナイトはすぐに切れ味が悪くなるため、このような切り粉の出る刃先状態は一瞬と言っても過言では無いくらい短いのです。

 なお、上記は良い状態の切り粉の一例です。仕上げの場合の切り粉やねじ切りの場合の優れた切り粉はこれとは全く違った趣のものとなります。長さも実際の作業では、何メートルにもつながったままになることがほとんどです。
 参考動画
http://www.masahiro.gr.jp/products/sagyou/douga.htm


この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)
http://masahiro14k.blog67.fc2.com/tb.php/117-1f59c1de

0件のトラックバック

Appendix

お知らせ

masahiro万年筆製作所 本サイト



masahiro万年筆製作所製品
商品価格・最新在庫状況

 
masahiro万年筆製作所 パイロット製品・masahiro製品販売ショップ

販売商品 検品調整スタンスの詳細

ペン先字幅記号について

パイロット製品名入れについての詳細

カスタム74透明 税抜 10,000円 のご注文は以下からどうぞ
ペン先F ペン先M



すべての記事をご覧になりたい方は、
いちばん最初の記事
から、本文一番下の
「次の記事に移動する」
を記事ごとにクリックして、順にさかのぼってご覧頂くか、以下の全記事表示をご利用下さい。

全ての記事を表示する(ベータ版)

プロフィール

 masahiro万年筆製作所  代表者 内野成広

Author: masahiro万年筆製作所  代表者 内野成広
総エボナイト製手作り万年筆を製造しております
一切の妥協を許さない完全な商品を目指し、生涯唯一の職業として励んでおります
ペン芯までエボナイトで製造している数少ない万年筆メーカーです。

また、株式会社パイロットコーポレーション 正規販売店として、パイロット商品の販売をいたしております。

422-8017
静岡市駿河区大谷769-3
masahiro万年筆製作所
090.jpg
FAX 054-298-7473
masahiro14k@gmail.com
http://www.masahiro.gr.jp/

携帯向けページ

PC向けと同じアドレスになります
http://masahiro14k.blog67.fc2.com/
QRコード
携帯向け販売サイトもPC向け販売サイトと同アドレスです
上記携帯向けWebLogサイトから販売サイトにアクセスできます
アクセス方法解説ページ

現在の閲覧者数: