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透明軸万年筆のインキ汚れについて

 先日、ある小売店の方より、透明軸万年筆のインキ汚れについて、ご質問がありました。
 具体的には、某社透明軸万年筆の透けて見えるペン芯内部周囲にインキがにじんでしまうが問題ないのかということでした。
 結論を書けば、問題ありません。

 画像は、ご質問のあった万年筆ではありませんが、私の手元にあった同種品です。この画像を元にご説明したいと思います。
toumeriyogore2.jpg

 画像のペン先下、AからBの部分の内部に掛けて、ペン芯の内部が見えます。このペン芯の周りや、ちょうどAの文字のところに見える金属スリーブ部分にインキがべったりと回ってしまう現象が必ず起きます。これは全く問題ありません。万年筆インキは、毛細管現象により軸内部から出てきますが、そのインキは、同じく毛細管現象により、ペン芯の隙間やスリーブの隙間に入り込んでしまいます。透明ではない軸でも必ずこの現象は起きています。
 このため、以下のことが言えるのです。

●透明軸は、インキの汚れがどうしても目立ってしまいます。この点が汚いと思われる方も多く、透明軸でも首の部分だけは黒い素材で使う場合が少なくありません。汚れが気になる場合は、カラフルなインキを入れて楽しむという方法もあると思います。
●パイロット・ペチットワンなどでも、同様の現象を容易に見て取ることができます。
●ペン芯周りやスリーブ周囲にインキがくさびのようにしっかりと入り込むため、実はペン先ペン芯をきれいに洗うのは非常に難しいのです。店頭でコップにためた水の中で振って洗う程度では、完全に洗うことは到底難しいのです(当方では、複数の手法を併用して完全に洗い流してお納めしています)。

 なお、キャップにも注意すべき点があります。
 現在の万年筆キャップは、一体構造のものは非常に少なく、内部に複数の部品を組み込んで作ってあります(当方の万年筆は一体構造のキャップです)。
 従って、一見透明に見えても、内部に部品を組み込んであることが良くあります。
 その部品の隙間にインキが入り込んでしまうことがあります。メーカーでは入らないように設計してあるとは思いますが、入ってしまうことが少なくないのです。
 そうなりますと、キャップを完全に分解しないとインキは落ちません。
 以下画像は、分解しないと落ちない部分にインキが入り込んでしまった例です。
toumeiyogore.jpg

※完全に洗浄することは可能です。

 実は多分に漏れず、黒いキャップなどでも、画像のような部分にインキが入り込んで汚れてしまっていることが良くあります。修理でお預かりした万年筆の多くが分解しないと洗浄出来ないところが汚れています。透明素材以外では、気づきにくいだけです。当方では、修理などの際は、完全にチェックして、汚れていれば完全に洗浄しております。

 インキは隙間に入りやすいですが、隙間に入ったインキは洗浄しにくいです。隙間に入る毛細管現象が働くからこそ筆記出来るので、隙間に入ることは否定的なことではありませんが、注意が必要です。
 多くのメーカーは、すべてが透明な万年筆は発売しておりませんが、なぜ透明な万年筆が無いのか、ご理解いただくことが出来ると思います。

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 masahiro万年筆製作所  代表者 内野成広

Author: masahiro万年筆製作所  代表者 内野成広
総エボナイト製手作り万年筆を製造しております
一切の妥協を許さない完全な商品を目指し、生涯唯一の職業として励んでおります
ペン芯までエボナイトで製造している数少ない万年筆メーカーです。

また、株式会社パイロットコーポレーション 正規販売店として、パイロット商品の販売をいたしております。

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