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万年筆調整(検品調整)の必要性について私見

追記
 その他本文以外に、当店でお求め頂く場合のメリットとしては以下のような点が挙げられます
パイロット製品のインキ出再調整などは作業料金無料で行っております。最初の設定がお気に召して頂けない場合は、ご遠慮なくご相談ください。
●プラスチック表面に万一傷などがあった場合※は、当方の軸生産設備(メーカーと同等の設備)で、軸傷を念入りに除去して発送しています
●軸や首のねじに違和感があれば、適切な回転動き固さになるように(素材パーツは全く傷めることなく)検品調整して発送しています
●コンバーターを同時にお求めの場合は、コンバーターとコンバーター装着部分が異様に硬くならないように、チェック調整して発送します(特にコンバーター70では、装着固さが異様に硬すぎるようになることがありますが、素材パーツを全く傷めない一定の処置を施すことにより、部品を傷めない大変適度な固さにしてお送りしています)
●軸と首の間にパッキンが装着されている商品の場合、パッキンの固さがパッキンがちぎれるくらい固くならないように、素材パーツを全く傷めない処置を施すことにより、配慮しています(固い状態のまま使っているとパッキンのゴムが切れてしまったり、伸びきったり、外れてしまうことがあります)。
●ペン先調整はメーカーとほぼ同等の設備にて納得の書き味を作り出しています(簡単にペーパーなどで中仕上げ程度で済ませることは一切してせず、商品価格に関わらず、私が納得いくまで、完璧に仕上げまで行っています)。異様な形状に先端を削るようなことはしておらず、また、その必要も無いため、先端はメーカー出荷形状から逸脱しておりません。
●ペン先取り付け部分の剛性については、念入りにチェック・改善をしています。

 いずれも、軸を傷めるようなことはせず、完全に適切な方法で行っており、書き味以外も、当方の生産設備をフルに生かして検品調整して発送しております。お客様は全くご心配なくお使い頂けるように努めている次第です。
 ただし、このような調整は、行った方が良い場合と行っては決してならない場合があり、その見極めは極めて難しいため、皆様のお手元では絶対に行わないで下さい。

※当方では、不特定多数の方が試し書きをされるということはなく、メーカー出荷状態のものを開封して検品調整後お送りしておりますので、お客様が試し書きをなさって傷がつくなどということはないので、軸傷を除去しなければならないようなケースは少ないです。万一軸傷があってそれを除去したとしても、除去したことは全くわかりません。一般の店舗では、軸傷があればお手上げになってしまいますが、当方では、軸磨きはかなり得意としておりますので、完璧に除去できるという強みがあります。もちろん、ひどい場合は、メーカーに交換して頂いておりますが、限定品など、交換していただくものが無い場合や修理のときは、当方の設備が十二分に発揮されます。


未来記事
 出は多くない方が良いが、筆圧を抜いてもかすれない調整
もご参照下さい。
 ご購入後のご注意点として、お納めした万年筆が書き味悪くなった場合もご参照下さい。


おことわり
 以下はあくまでも私のスタンスを書いたまでで、それ以上の他意はまったくありませんので、その点は十分ご理解の上、お読み下さい。

 最近、万年筆を使い始めた方も多いと思います。万年筆の調整という点について知りたい方も多いと思います。
 万年筆、当方のような、調整販売しているところでお求めになった方が良いのでしょうか。
 今回は、このような点についてご説明してみたいと思います。

 万年筆は、様々なお店で購入することができます。
 極一部のお店では、自店で調整して販売しています。私のところでも、全品検品調整して販売しております。
 この、調整は、果たして必要なのでしょうか。また、調整した万年筆の方が良いのでしょうか。
 私は、調整については、以下のように考えています。

●調整についての私の考え

 調整以前に、そもそも性能に問題がある商品は、販売するべきではないと思います。調整しても良くならないからです。

 また、「検品」して何もする必要がなければ、そもそも「調整」する必要はありません。なんでも調整すれば良いというわけではありませんし、調整が必要ないものを調整する必要はありません。調整する必要があるか否かの見極めも、「検品」作業に入りますし、広義の「調整」に含まれるのです。私が「検品調整」と表記することがあるのは、こういった意味があります。ただし、あまり検品調整と調整は意識して使い分けておりませんので、「調整」=「検品調整」とご理解いただいて差し支えありません。

 上記二点(下線部)は大前提です。以下のどの内容にも先だってお話ししなければならない、基本かつ重要な点です。
 
 さて、実際の検品調整作業では、最低限のこととして、メーカー出荷状態のセッティングの状態を良くします。先端の調子(食い違いの有無)形状をぴったりと合わせます。書き味に問題がある場合は、書き味を良くしています。基本的にメーカーの作り上げた形状は、大胆に変更しません。書き味は確実にあがっているが、ご覧頂いて、調整前後区別がつかない程度、それが、書き味の調整量というものです。
 この、形状と、書き味は調整うんぬん以前に、そもそも、万年筆として、最低限クリアーしておくべき作業と考えています。本来ならば、どこで購入したものも、新品の時点で、その万年筆の持つ最高の性能が発揮されているべきですが、それを期待するのは、なかなか難しいものがあります。
 書き味調整自体は、調整者によって若干違いがあり(それがゆえに、書き味調整は、気に入った書き味にしてくれる調整者に依頼するのがベスト)、道具などもかなり違ってきますが、当方では本格的な器具を使用しております。
 なお、当方では、ペン先に金属を入れて調整したりするようなことはしていません。ペン先に金属を入れて調整すると、ペン先スリットが削れて広がりかねないです。新品の調整のために、商品を劣化させるようなことは一切しておりません。
 私のところでは、単なる調整を超えて、オートバイや時計をメーカー出荷状態以上に高める追い込み作業のようなスタンスで行っております。ピアノ調律作業とも似ているでしょうか。いわば、採算度外視で、価格にかかわらずすべての商品に行っています。パイロット製品を、私が検品調整させていただいていることは、メーカーに伝えてあります。

 原則として、その人の筆記角度にあわせた調整ということは必要ないと考えております。ご使用なさる方の筆記角度に合わせなくても十分ご満足いただける品物になるものです。

 ところが、一点だけ、どうしても、個人のお好みをお尋ねして調整しなければならない点がございます。
 それは、インキ出なのです。インキ出は書き込んでも、決して良くなるものではありませんし、悪くなるものでもありません。
 インキ出が筆圧との相関関係に見合ったとおりのご希望通りですと、万年筆に対する印象がとても良くなります。
 書き味が良い万年筆でもインキ出がご希望とは乖離していると、良い印象を持ちません。書き味が悪くてもインキ出がご希望通りの万年筆の方を良く思ってしまうことすらあるのです。
 万年筆を使い始めの方は、インキ出が少ない状態をお好みになる傾向が多いですが、万年筆使い慣れた方は、インキ出が多い状態をお好みになることが多いです。私は、その都度、お客様にご希望をお尋ねしているようにしていますが、特にご希望をお聞かせいただくことが出来ない場合は、インキ出が多い状態にしています。その方が万年筆に対する印象が良くなるからです。
 インキ出のご希望だけは、お客様の個々のご希望にあわせて調整しなくてはなりません。
 このインキ出だけは、メーカー出荷状態では、万人向けには対処できないのです。お客様の筆圧にも影響しますし、基本的には、メーカー出荷状態は、インキ出が普通より少しした位の調整になっていることが多いです。この方がペン先周りの剛性も高まり、メリットもあるのですが、軽い筆圧でインキ出が多い状態をご希望の方には、ご満足いただくことはできません。このような場合、お客様の筆圧に応じたインキ出調整がどうしても必要なのです。

 インキ出は良い状態が必ずしもベストではなく、少ない状態をご希望の方も少なからずいらっしゃいますので、少なめをご希望の方には、インキ出が少なくても、可能な限り万年筆に対する印象を良く思っていただけるような調整をしています。

 こういった点を確実に行い、商品ごとの適切なアドバイスができれば、試し書き無くてもご満足いただける可能性が大と考えています。そのように考えたからこそ、通販展開をしている次第です。
 逆に言えば、ユーザーの希望するインキ出に的確に対応出来る体制がないと、試し書きをしても行き当たりばったりのくじ引きのようなものになってしまいます。

 先端を削ったりといった作業は、例外的な作業となり、すべての万年筆に行ったほうがよいわけではないのです。もし、メーカー出荷状態のものを削らなくてはならないとしたら、メーカーの作り出す形状に問題があるということになります。私が扱っているものは、形状を極端に変えなければならないようなものはありません。

 万人向けで、お使いになる方にとってもベストに近い調整というものは、あるのか、議論があるところですが、私は「ある」と考えています。逆に言うと、その人にあわせた調整というものは、フィクションと考えています。あなたにあわせたものでなくても、あなたにとって抜群の書き味の万年筆になるのです。それに、あなたの筆記角度や持ち方は、今後もそのまま持続する可能性はあまり無いかもしれないくらいなのです。その上、筆記角度やひねり(ひねりについての参考過去記事その1 その2)は常に一定ということはなく、運筆中、筆記に疲れたりしたときや、息抜きに、変化することも多いのです。
 たかが万人向けの調整とはいっても、万人から個人にも視野を広げた総合的かつ個別的な調整が可能なのです。万人向けの調整はそれだけ奥が深いのです。
 それでも、個人に視野を広げるなら、「その人」にあわせた書き味調整が必要なのではないか。私は本文後半に書かせて頂いたような例外的事例で無い限り、必要ないとも考えています。現在の筆記角度にのみ合わせて調整するようなことはかえって危険な位です。ましてやその角度に真っ平らに落としてしまうようなことは経験上、その必要がないどころか、きわめて危険と考えています。そうしなくても、万年筆の最高の書き味をご堪能いただけます。

●ペン芯のインキ出設定(追い風効果)は店頭での一般的な試し書きでは確認できない
 上記で記したインキ出とは、ペン先のインキ出設定です。
 これとは別に、インキ出は、ペン芯性能によって大きく左右します。ペン先のインキ出設定が良い設定でも、悪い設定でも、ペン芯のインキ出設定は、ペン先のインキ出設定に見合う量を十分に超える量だけ良くなければなりません。これは、良く行われているような店頭でインキをペン先に付けて書いた試し書き位ではわからず、専門的な試験機で測定できない通常の環境下では、万年筆にインキを実際入れてある程度の時間・ある程度の量の文字を書いてみないとわかりません。また、店頭で立った姿勢で筆記しても、座ってじっくり書いた場合のようには試せないものです(立った姿勢で書いた方が、良好に感じるものです)。乱暴な言い方かもしれませんが、店頭で書いてみても、判断的確な判断は出来ないものです。
 
 ある本にはこんな記述があります。

「えらび出したペンにはその場でインクを入れてもらい、その上でもう一度ためし書きをしてみることである。そしてもしインクの流れがわるいようだったら、店員にわるいからなどと考えてそれを買うようなことはしないことである。そして万一それでいやな顔をするような店では決して万年筆は買わないことだ。」 
梅田晴夫『万年筆』140頁(平凡社、1978年)

 確かに、おっしゃるとおりなのですが、現実的に、これはムリがあります。店頭で、カートリッジを差したり、インキを入れたりして書くことは、その後の「完全な」洗浄が店頭では難しいことを考えると相当にムリがあります。
 カスタム74透明などに至っては、インキ汚れの完全な除去が著しく難しいことから、インキを用いた試し書きはしない方がよい位です。
 また、もし、(ペン芯が原因で)インキの出具合に問題があった場合、その万年筆はそもそも改善が原則として不可能です。
 私は、このペン芯性能は、店員さんが、あらかじめ、テストしておくべきと考えております。
 その上で、そもそも、中にインキを入れて書いてみなくても、インキ出が問題ない(ペン先側のインキ出設定が多めでもペン芯側のインキ出は見合うだけの性能がある)ことが明らかな商品をおすすめするというわけです。良いペン芯のもとで発揮されている、ぼた落ちしないという前提を守るという条件下で、インキをペン先から紙に送りだそうとしている効果、これをペン芯の「追い風効果」といいます。追い風効果がすぐれたペン芯が装着された万年筆では、カートリッジをはずしたり、インキ止式の場合後部つまみを閉めたりと、インキ供給をストップしただけで、すぐに出が抑制されることがわかります。ペン芯にはインキ貯蔵部分はありますが、本来的にしっかりできた理想的なよいペン芯は、供給をストップすれば如実に出が抑制されることがわかるくらい反応がよいものです。

 なお、当方では、取り扱っているパイロット製品を含め、すべての商品に、実際インキを入れてテストし、最低カートリッジ1/3から1/2くらいのインキを使い、実際筆記して、ペン芯性能をテストして、その後「完全に」洗浄してからお納めしています。

 この点、万年筆のペン芯はインキの味を覚えるので、実際に使用するインキ以外はペン先につけたり、ペン芯にインキを通さないほうがいいといわれることもあります。そのため、私が調整するのに使うインキや、店頭での試し書きのインキが、実際ユーザー様がご使用になるインキとは違うインキである場合、懸念なさる方もいらっしゃいます。
 上記は、すでに過去記事でもご紹介しましたので、詳細はそちらに譲りますが、適切に作られた万年筆で、インキを完全に洗い流すことができれば、そこまで重大に考える必要はなく、まったく問題はありません。実際私のところでは、完璧に洗って水分を除去しお送りしております。

 一般的にはメーカーでは、ペン先・ペン芯を組み立てたあと、実際にカートリッジなどからインキを通して書いてテストはしていません(乾式調整)。当方では、総合的なインキ出状態がご希望通りか、完全な状態を見たいため、「湿式調整」と申しますが、実際にインキを入れてテストしています。前述のカスタム74透明では、独自に編み出した独特の方法でテストしています。
 より確実には、このくらいしなければ個々の性能はわからないからです。

 書き味とインキ出が良いレベルであり、それを確認できるスキルを持った店員が確認した上で販売しているならば、試し書きは不要な位ですし、店頭の試し書きでは本当のところはわからないものです。

●万年筆は書き込んで良くなるものなのか
 万年筆は、書き込んで良くするものと言われることがあります。
 この点については、以下のようにお考え下さい。

・インキ出だけは、書き込んでも良くなりません。インキ出にご不満なものは、調整するしかありません。この点は誤解なさっている方が非常に多いので、はっきり申し上げます。
・インキ出設定がご希望通りならば、書き味自体は、書き込んでいって良くなる可能性があります。
・可能性がある、と、上記に書いたのは、イリジウムの性能による差が大きいからです。イリジウムによっては、「書けば書くほど書き味が悪くなる」ものもあります。
 当方で扱っているものでしたら「書けば書くほど書き味が良くなる」タイプのものなので、大丈夫ですが、残念ながらご使用のものが書いていて、「書けば書くほど書き味が悪くなるもの」だった場合は、書き味が悪くなったら先端調整に出すしかありません。
・なんといっても、使い始めのスタートラインが、インキ出設定がご希望通りで、書き味も、問題ないものだったら、書き込むことによって、あなたに合った、本当に良いペン先になります。
・書き込んでいって、ペン先地金が筆圧で元に戻る範囲である「弾性域」の力加減以上に、筆圧で元に戻らない「塑性域」に至るまで変形した場合、すなわち、先端が上下にずれるように食い違ったりした場合は、それは、あなたの筆圧や筆記角度に万年筆ペン先が変形してなじんだのではありません。あなたのご使用方法に、ペン先にとって良くない部分があり、ペン先が変形してしまったのであり、決して「なじんだ」というような話ではありません。食い違ったり変形したペン先は、かえってざらつきなどの要因になっておりますので、絶対的に修理が必要です。食い違ったり変形した状態のまま「書き込む」のは、ペン先にとって何のメリットもなく、非常に芳しくないことです。場合によって、正しい保持方法や筆圧のご説明や、より適切な硬さ弾力のペン先への変更、などのアドバイスが必要かもしれません。
・ペン先ペン芯のセッティングが不具合を起こした場合も、絶対的に再調整が必要です。この点は未来記事をご参照下さい。

 調整の是非について様々なご意見があります。私は、新品販売時は、インキ出については、様々なご希望にお応えできる体制がベストと思います。その意味では、個々の方のお好みに合わせた調整は必要と思います。

 未調整で、ご希望インキ出で、書き味も申し分ないものが購入できたならば、何も調整はいりません。
 一方で、店頭で、A社のものよりB社のものの方がインキ出がよいので、A社はだめと決められていることがあるとしたら、残念なことです。
 もし、お使いの商品が、インキ出にご満足いただけず、商品に対するイメージが悪いならば、インキ出調整すべきと考えます。
 ただ、最大公約数的なインキ出調整はありますので、メーカー側では、より、万人にご満足いただけるようなインキ出を標準状態と設定し、それに徹底するのが良いでしょう。そうすれば、万年筆ご使用はじめた方は、そのメーカーの設定に慣れます。

 さきごろ、新規にお求めになった、極太の万年筆を、インキ出が悪いとおっしゃってかなり不満げに、修理調整お持ち込みになった方がいらっしゃいます。
 インキ出を良く調整させていただいたら、とてもお喜び頂き、ペン先を紙に当てたとたん、満面の笑みを見せてくださいました。
 インキ出調整は、そのくらい重要なのです。

 如何にインキ出や、それに貢献するペン芯性能が重要かということです。

 ちなみに、先端形状を削らなければならないケースも、ないわけではありません。
 私の経験では、お体が不自由で、通常の保持が出来ない方のために、かなり大胆に、また、通常の調整域を出た角度で削り落としたことがあります。
 結果的にご満足いただいたご様子でしたが、削る必要がある場合もあります。
 重要なのは、削る必要があるか否かの見極めることです。

 ちなみに、万年筆の妙が味わえるのは、インキ出良い状態で軽い筆圧で書いたときです。
 様々なインキ出で調整をした品物が、各店舗店頭にも用意されているとしたら、おもしろいかもしれません。
 もしそれが難しいならば(というか現状の万年筆購入実際界がそうなのかもしれませんが)、どのメーカーのものも、メーカー出荷状態でご満足頂けなかったら、私のようなところで検品させていただいたものをお求め頂くか、他店でご購入後メーカーや私どもに調整依頼して頂くしかありません。

 商品自体がとても優れているならば、懇切丁寧に検品チューニングすると、著しく高い性能を発揮するのです。

 みなさんが一般の店頭で試すことは多いと思いますが、その品物のそこにあったその状態を試すことはできますが、それ以上の可能性は、試してもわからないというのが正直なところです。可能性、もしかしたら、その万年筆は、もっと良い印象に思って頂けるかもしれない、潜在的な可能性を秘めているのかもしれません。でも、その「可能性」は試して書いてみてもわからないものです。
 店頭で、みなさんに、その可能性が、わからない、見抜けない、わかりにくい以上、こちらで、私の考えるベストな状態であるかを確認してお送りしたいですし、それは、逆に、私のような販売方法だからこそできることかもしれません(御希望を承ってからの検品調整に時間が掛かるため、店頭に来て頂いた当日に、お使いになる方にとってベストな調整のものを、その場でお試し頂くことは不可能だからです)。

 上記以外には、軸の傷などもチェックし、万が一表面に傷があった場合は、大手メーカーと同一レベルの当方生産設備(軸傷除去設備)で、表面の傷を除去してからお納めしております。

以下、補足させていただきます。
●店頭での試し書きの際は、座って書くべきか
 一般的には店頭で試し書きをするときは、ショーケースの上に紙を置いて、立った状態で文字を書いてみることが多いと思います。
 しかし、みなさんは、ほとんどの場合、座って試されると思います。
 皆さんが座って文字を書くことが多い以上、座って試したほうが、万年筆の特性をより的確につかむことができます。
 実際立った状態で書いた場合と、座った状態で書いた場合とで、書き比べてみてください。すぐに気づくと思います。
 ただ、一般の店頭では、座って試し書きをすることは難しい場合も多いので、立った状態でもより的確に状態をつかむには、たとえば、これまで自分が使っていて状況がよくわかっている万年筆をサンプルとして持参して書き比べるなどの方法があります。
 以上ご参考までに。 

 上記スタンスから、現在、販売サイトでは、以下のようにご希望をおたずねできるシステムになっております。また、ご使用ご用途などをお聞かせ頂ければ、経験上、ふさわしいインキ出を考慮しお納めできます(お電話でお話できれば、お電話での印象の中からふさわしいインキ出をご選択もできます)。インキ出とは直接関係ない何気ないメールや電話でのやりとりからご希望インキ出が推測できたりするものなのです。
 また、当店販売品のインキ出再調整は作業料金無料で行っておりますので、お送りした後に、インキ出を再調整する場合は、作業料金無料で変更いたします。

 以上、当店では、お使いになる方の、筆圧とインキ出ご希望の相関関係をも考慮し、ふさわしい状態にしてお納めしております。
 是非ご利用ください。

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 masahiro万年筆製作所  代表者 内野成広

Author: masahiro万年筆製作所  代表者 内野成広
総エボナイト製手作り万年筆を製造しております
一切の妥協を許さない完全な商品を目指し、生涯唯一の職業として励んでおります
ペン芯までエボナイトで製造している数少ない万年筆メーカーです。

また、株式会社パイロットコーポレーション 正規販売店として、パイロット商品の販売をいたしております。

422-8017
静岡市駿河区大谷769-3
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