Entries

PILOT新インキ 色彩雫 iroshizuku グリーン系3色 グレー系2色 考察

 初回入荷分、ほぼ完売・入荷待ち状態でしたが、現在、当店常時在庫商品となり、色彩雫10色、全色在庫ございます。
 ご購入は、販売サイトからどうぞ。
 携帯からは販売サイトトップページからどうぞ

6/22追記
 各色の売れ行きですが、6/22現在、冬将軍がもっとも良く売れています。

 色彩雫インキには、カスタム74透明軸がぴったりです。
ご注文は以下からどうぞ
ペン先F ペン先M

 今回は、新発売された、PILOTの新インク、色彩雫 iroshizukuシリーズ第二弾グリーン系3色・グレー系3色について、実物をもって考察してみたいと思います。
 ボトル仕様などは、ブルー系5色と同じですので、ブルー系5色に関する過去記事をご参照下さい。

 PILOTの色彩雫の商品サイト
 ご購入は、販売サイトからどうぞ。
 携帯からは販売サイトトップページからどうぞ
※ブルー系5色も現在在庫ございます。

重要!色彩雫インキをご使用になる方に 使用上のポイント
 箱から出したら、キャップを開ける前に、瓶に装着されている飾り紐を外してから、キャップを開けてご使用下さい。
 使用を開始したら、飾り紐は瓶に装着しないで、箱の中にしまっておいてください。
 インキを使用するにつき、キャップのネジ部分にインキが付着して飾り紐が汚れてきますし、キャップを締めるときに、飾り紐を巻き込んで締めてしまうことがあります。そのため、飾り紐を外してから使用しないで、キャップを開けた状態で紐を外したり、紐を装着した状態のままで使用する等をすると、飾り紐がインキで汚れてしまいます。

●商品仕様
 商品名 万年筆インキ 色彩雫(いろしずく) iroshizuku シリーズ
 品番 INK-50-(色記号)
 08年7月発売、色彩雫シリーズ第二弾の色記号

グリーン系 
 KJ (ku-jaku クジャク 孔雀) 
 SHR (shin-ryoku シンリョク 深緑) 
 SY (sho-ro ショウロ 松露) 

※シンリョクは、「新緑」ではありません

グレー系
 FS (fuyu-shogun フユショウグン 冬将軍) 
 KS (kiri-same キリサメ 霧雨)

 容量 50mボトルインキのみ カートリッジでは発売されません。
 価格 各色1本1,575円

iro-logo.jpg
↑色彩雫のロゴ


●従来からのグリーンインキ IRF-5S-G カートリッジ5本入りは継続して発売されます。
ct-g.jpg

 なお、以前は、画像のような、30ml入りボトルインキでも発売されていました。
bt-g.jpg


●今回発売された色彩雫インキ

 外箱は、第一弾色彩雫インキの外箱と同様、外箱からも色の違いがわかるように、色見本を表したラベルが張られています。iroshizukuのロゴも見えます。
iro-mi-1.jpg


 瓶は、以下のような形状で、瓶に張ってあるラベルには、外箱と同様の、iroshizukuロゴがあります。外箱と同様、色見本を表したラベルが張られています。
 また、瓶の入り口には、飾りひもがついています。
 キャップの仕様は、旧来品と全く同じです。ただし、色は黒で、従来のような、インキ色に応じたキャップ色にはなっていません。

bottle-g.jpg


 従来のINK-70のような、インキ残量が少なくなったときにインキを吸入しやすくするような補助具は瓶に入っていません。

 肝心なインキの色は、以下のような感じです。
 こちらで使用しているモニタなどの機器は手もとで出来る限りのキャリブレーションと各色ごとの微調整をしてありますが、そもそもモニタでこのような色を見ていただくのは非常に無理があることを事前にお断りします。
 現在のPC関連機器では、すべての環境で同色で表示するのは不可能なので、色の違いを目安とする参考程度にとどめていただきたくお願いします。
※IE7をお使いの方は描線画像をクリックした後で出てくる別ウインドウに表示される画像の上でクリックすれば、原寸画像で表示されます。

iro.jpg


 筆記にはパイロットのメモ帳大の試筆専用紙を用いました。より違いがわかるように、描線が乾かないうちに指先でなぞったもの、色のべた塗りなども付記してみました。

※参考 第一弾ブルー系5色の色あい
iromihonms.jpg


※販売店向け色見本
ht.jpg


 各商品に入っている取扱説明書
iro-torise.jpg



 以下は、実物を手にしての、考察です。
 瓶などの特長は、すでにUP済みのブルー系色彩雫インキに関する記事をご参照下さい。

●色や濃さについて
 今回発売の5色について、実際筆記してみて、以下のように感じます。

グリーン系3色

 深緑は一番緑っぽく感じる色でしょう。木の葉を思わせる、まさに緑色という感じです。カートリッジインキで発売されているグリーンよりも、緑っぽく感じます。
 筆記直後と時間経った後では、ほんの少し色が変わります。この色の変化については次の松露が注目です。

 その松露は、まず、おもしろいのが、書いた直後の液体の状態の色と、書いた後の色が、かなりちがうことです。筆記直後は青い色ですが、みるみる緑がかった色に変化します。今回発売の5色の中では、この色の変化が著しく、書いていて本当におもしろいです。
 この色の変化は、店頭の色見本では絶対に体感できません。是非実物をお求めのうえ、お試し下さい。
 色合いは、グリーンブラックとでも言うような、派手な鮮やかさは無い緑色で、ブルーとも言えるような色ですので、公的な書類にも問題なく使えそうな色です。この微妙な緑加減が何とも言えません。

 孔雀は、あおみどり色と言ったらわかりやすいでしょうか。書いた直後と、書いた後の色は、ほんの少しだけ色が変わります。色だけを見ると、ブルーインキという印象をお持ちになる方も多いのではないでしょうか。青インキですが、光の当て方を変えて、よくよく見ると緑を感じるような色合いという感じです。この微妙さは、残念ながらモニターでは再現できません。是非実物で確認してみて下さい。この色も、公的な書類に問題なく使えそうです。
 孔雀と、昨年発売された月夜は、色が似ているのでは?、というご指摘がありましたので、並べて比べてみました。非常に似た傾向の色ですが、明らかに孔雀の方が緑がかった色です。

 従来からのグリーンカートリッジインキは、深緑に近い緑ですが、深緑の方が濃い色です。
 30mlボトルインキの方は、かなり淡い鮮やかな緑色でした。

傾向としては、以下のような感じです。
←より緑らしい色                       青っぽい色→
30mlの旧グリーンボトルインキ 深緑 カラーカートリッジグリーン 松露 孔雀

 色の変化については、紙によって最終的な色が異なることがあります。特に古典的ブルーブラックに顕著です。紙ごとに酸性度合いが違い、紙のpHにインキが影響を受けることがあるためです。

グレー系2色

 霧雨は、書いていて、薄い色というイメージを持たれる方も多いと思います。ブラックインキを薄くしたような色ですが、単に薄まったブラックという感じとは違った、品のある色です。冬将軍と比べると、日本古来の墨の色を思わせる、赤っぽいグレーと言えましょうか。

 冬将軍は、青っぽいグレーと言えましょうか。皆さんがイメージされるグレーはこの冬将軍色ではないかと思います。

 グレー系は、薄い色ですが、この色で、お手紙をしたためられると、非常に品のある書面に仕上がると思います。落ち着いた優しい雰囲気を醸し出す色です。

 第一弾のブルー系5色のときは、月夜が一番人気でしたが、今回はどうでしょうか。かなり好みが分かれるところだと思います。
 一般的に想像される緑色のインキとしては深緑、同様に一般的なグレーとしては、冬将軍をご選択頂くと良いと思います。
 どの色も、公式な書類にも使えそうな色で、かつ、控えめながらも、しっかりとした個性を持たせているところがすばらしいです。期待を裏切らない、すばらしい色あいです。松露と孔雀は、良い意味で予想外の色あいでした。
 孔雀や松露・霧雨といった、微妙な色のインキは、画面で把握して頂くのが厳しい位、非常に微妙な色合い、そこが最大の特徴です。

 こうして考えてみると、箱のラベル色は、各色のポイントとなるような色加減を的確に表しておりますね。実際の描線色あいは、箱のラベル色ほどの大きな差はありませんが、「こんな色」という傾向をずばり把握するには、箱ラベルの色をご参照いただくのが良いです。

 今回の色でも、まさに松露がそうですが、筆記時に感じる液体の状態の描線濃さと、筆記後の乾いた状態の描線濃さは、別次元で考える必要があります

 スポイトによる空カートリッジ入れ替え方法でしたら、最後の一滴まで使うことが可能です。
 コンバーターや、吸入タイプの万年筆では、それらの吸入システムで最後の一滴まで使うのは無理があります(不可能と言っても良いくらいです)。スポイトを併用すれば、どのようなシステムであっても、最後の一滴まで使うことができます。たとえば、吸入タイプでしたら、ペン芯にスポイトで吸ったインキを垂らしながら吸えば、最後の一滴まで使用することができます。
 スポイト、案外便利な小道具なのです。

 パイロットのインキでしたら、入手しやすく、長く製造していただけることが期待できるので、安心してお勧めできます。
 今回の色彩雫iroshizuku企画には、改めて敬意を表す次第です。


 ご購入は、販売サイトからどうぞ。
 携帯からは販売サイトトップページからどうぞ

余談 みどり と あお について
 今回の色で、孔雀などは、青っぽい色です。しかし、グリーン系として発売されています。
 この点については、以下が参考になります。
 それは、日本語の「あお」には、緑色の意味もあり、「みどり」には、青色の意味があるということです。広辞苑にもそのように出ています。
 
 信号機の色、あなたは何色に見えますか

ao-s.jpg
ki-s.jpg
aka-s.jpg

 たとえば、信号機のあおは、緑色ではないかと思っている方も多いと思います。
 しかし、仮に信号機のあおが緑色であったとしても、「あお」には緑色の意味も含まれているので、あおと称して問題ないというわけです。

 「みどり」と称せる色あいのなかで、孔雀や松露といったような、個性的なインキが発売されたことこそ、今回の第二段の最大の特徴といえましょう。
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)
http://masahiro14k.blog67.fc2.com/tb.php/312-7e353583

1件のトラックバック

[T21] [stationery]奥さんがいきなりインキミックスに挑戦

浪費家の私に比べて、うちの奥さんは倹約家である。万年筆にはまった私に付き合って、プラチナのPKR-2000-G (id:pgary:20080929/p2) を使うようになったが、もう少し良いペンが欲しくなったんじゃない?と話を振ってみても、いやこれでいい、これが気にいった、とにべもない

Appendix

お知らせ

masahiro万年筆製作所 本サイト



masahiro万年筆製作所製品
商品価格・最新在庫状況

 
masahiro万年筆製作所 パイロット製品・masahiro製品販売ショップ

販売商品 検品調整スタンスの詳細

ペン先字幅記号について

パイロット製品名入れについての詳細

カスタム74透明 税抜 10,000円 のご注文は以下からどうぞ
ペン先F ペン先M



すべての記事をご覧になりたい方は、
いちばん最初の記事
から、本文一番下の
「次の記事に移動する」
を記事ごとにクリックして、順にさかのぼってご覧頂くか、以下の全記事表示をご利用下さい。

全ての記事を表示する(ベータ版)

プロフィール

 masahiro万年筆製作所  代表者 内野成広

Author: masahiro万年筆製作所  代表者 内野成広
総エボナイト製手作り万年筆を製造しております
一切の妥協を許さない完全な商品を目指し、生涯唯一の職業として励んでおります
ペン芯までエボナイトで製造している数少ない万年筆メーカーです。

また、株式会社パイロットコーポレーション 正規販売店として、パイロット商品の販売をいたしております。

422-8017
静岡市駿河区大谷769-3
masahiro万年筆製作所
090.jpg
FAX 054-298-7473
masahiro14k@gmail.com
http://www.masahiro.gr.jp/

携帯向けページ

PC向けと同じアドレスになります
http://masahiro14k.blog67.fc2.com/
QRコード
携帯向け販売サイトもPC向け販売サイトと同アドレスです
上記携帯向けWebLogサイトから販売サイトにアクセスできます
アクセス方法解説ページ

現在の閲覧者数: