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資格試験向け万年筆 資格試験向け筆記具 カスタム74透明軸

税理士試験・司法書士試験向けの万年筆については、こちらの未来記事をご参照下さい。

 最近は、答案用紙にマークシートで記入する試験種もありますが、答案用紙にボールペンや万年筆のような消しゴムで消えない筆記具で、文字を書いて回答する試験も多くあります。

 今回、このような、資格試験向けの筆記具について、解説してみたいと思います。
 以下ご説明するように、趣味としての筆記具とはまったく違った次元で考える必要があります。結論を一部申し上げると、必ずしもやわらかく書き味が良い万年筆がベストではないのです。
 ポイントは、「試験本番の、日常とは別次元の条件を意識する」です。

マークシート回答用

 マークシート回答には、鉛筆で回答する必要があります。もし、鉛筆の方が良いということでしたら、通常の木柄の鉛筆をご使用いただくことをおすすめします。ご承知の通り、マークシート向けの鉛筆も各社から用意されています。

 マークシート回答にシャープでも問題ない場合は、ヤング2020のような、軸を振って芯を出すことが出来るものですと、試験中に振ってしまい音が出て周りの方の御迷惑になる可能性がありますので、本番用としては、2020機構のものはあまりおすすめできないです。
シャープメカニズムに関する記事
 それよりも、クラッチポイントのような、芯を出来るだけ長く使用できるものを、何本か用意して置くほうが良いと思います。
 1本の芯を最後まで使ったら、次の芯が出てくるまでノックするのではなく、すでに芯が口金のところまで出ている、別の軸と切り替えるわけです。
 また、上記シャープメカニズムに関する記事にも書きましたが、試験中のような焦っているときは、筆圧が強くことが多いので、shock absorber機能のついたシャープではない方が良いと思います。

 その意味では、現在では生産終了になってしまいましたが、300円のクラッチポイントは強くおすすめできます。

消しゴムで消せない筆記具で文字を書いて回答する試験用

 当店の検品調整スタンスは、すでにご説明させていただいている通り ですが、一般的には、万年筆の調整は、メーカー出荷状態よりもインキの出具合が多めをご希望の方が多いです。そのほうが書き味良く感じるからです。
 少なめの方が良いという方でも、筆圧を抜いてもかすれないという程度の出具合にすることが多いです。
 ただし、これが、試験向けということなりますと、過去記事でも少し書きましたが、時間が残り少ないときに、焦って筆圧が強くなることがあり、そうでないときも、日常とは全く別次元の雰囲気下のもとで、いつもとはちがった筆記状態になることが多いです。
 従って、資格試験向けとしては、ペン先の腰が強く、硬めのペン先で、インキ出は少なめか少し多いくらいがおすすめです。また運筆抵抗が適度にあるペン先(細字の方がより運筆抵抗があります)の方が良いです。滑りすぎるとかえってまどろっこしく感じることがあるからです。
 そのような状況下でないとなかなかわかりませんが、焦って筆圧が強くなったときに、ペン先が柔らかいと、ペン先の柔らかさに筆圧をコントロールすることのほうに気が散ってしまうこともあるくらいです。
 インキ出が多いと、筆圧が強いときにさらにインキ出が多くなることがあります。従って、試験向けの筆圧を意識した調整が必要になります。

 もし、新規に資格試験用の商品をご選択頂くとしたら、

●ペン先の腰が硬いペン先がおすすめ (14金のFやM、ステンレスペン先のFやMなど)
●字幅は答案用紙に合う字幅の(Fが圧倒的に人気です)
●インキ補充が簡便で(今回のような用途ではカートリッジが入手しやすいメーカーのカートリッジ式がベストです)
●軸太さは極端ではない標準太さの
●丈夫な万年筆

をおすすめします。
 軸太さは、細すぎると、焦ったとき手がガクガクします。逆に太すぎると、慣れれば使いやすいものの、長時間の試験の場で、太さに慣れてしまったとき、急遽万年筆に不具合が起きたときなどに一般的太さのボールペンなどに持ち替える必要になった際、持ち替えた細い軸を持ったときに同様に手がガクガクすることがあるのです。

軸太さについて、もう一歩進んで以下を考えてみたいと思います。
それでは、ボールペンも持参するとき、併用するとき、万年筆と同じ太さの軸を用意したほうがよいでしょうか。
 この点、過去記事にも書かせて頂きましたように、万年筆の軸太さと、ボールペンの軸太さは別次元で考える必要があります。一般的にボールペン軸太さが細いのは、細いほうが使いやすいからです。なぜ細い方が使いやすいか、それは、軸のちょうど中心に筆記部分があり、万年筆ペン先のように軸中心からオフセットしていないからです(かなり古い両ベロペン芯万年筆はほぼ軸の中心に筆記部分であるペン先先端がくる例外的な商品)。
 軸の中心に筆記部分がある軸で太い軸になると、軸中心からオフセットしている一般の万年筆ペン先と比べて、軸の紙とは反対側の軸円周の弧からペン先中心までの距離が長くなるため使いにくいのです。
 もっとも、この点は複雑に考える必要は無く、様々な筆記具を持ち替えて一般的に使える太さの軸、すなわち、誰が見ても一般的と思われる太さの商品をそれぞれのボールペンや万年筆ごとに選択すれば良いと思います。もちろん、持ち替えてテストすることができればそれに超したことはありませんが、あくまでも、筆記部が軸中心にある鉛筆太さの鉛筆やボールペンを持つようになっても違和感を感じないような太さのボールペンや万年筆を選ぶのが良いと思います。



 また、あわせて、インキ残量が軸から見える商品ですと、インキ残量が一目でわかって便利です。

 ペン先字幅一覧表

 また、紙質ですが、特定の試験種では、非常ににじみやすい紙を使用する試験あるようです。
 そのような場合は、およそ通常の紙の筆記には向かないくらい、インキ出を絞って調整します。そのような商品をお納めした実績もあります。過去記事をご参照下さい。

 実際の紙をお送り頂ければ、その紙にあわせて調整することは可能です。ただし、当方で、試験種ごとの紙質を試験実施機関に問い合わせて調査したり、実際の本番の紙を入手して調整することはほぼ不可能に近いです。

 以上から、上記●のあとに書いた要件を満たし、軸太さも至って標準、カートリッジインキも入手しやすく、インキ残量もいちいち胴を外さなくても外から確認できる、試験向けにおすすめの商品をピックアップしてみますと、

パイロット カスタム74透明軸
がベストかと存じます。
ncf02.jpg

ncf01.jpg


 カスタム74透明は、インキ残量がズバリ一目でわかる完全透明で、ペン先特性もステンレスよりは許容性に富む14金です。
 透明軸で残量が確認できることこそが、まさに、試験用途に大貢献するわけで、これほど試験向きの万年筆は無いかもしれません。
 ペン先特性に関する参考過去記事
 また、偶然ではありますが、この商品は、当方でも、大変多く販売実績がございます、常時在庫商品です。
 価格も、あまり高すぎると試験向けには不相応と思われる方も少なくないかと存じますが、カスタム74透明軸は、10,500円で、価格帯としてもベストかと存じます。

カスタム74透明軸、常時在庫商品です。
ご注文は、以下の販売サイトからどうぞ。
カスタム74 透明 ペン先Fのご注文
カスタム74 透明 ペン先Mのご注文


 それと、ぜひ、非常用として、ボールペンもご持参頂くことをおすすめします。ボールペンですと、パイロットA-inkレフィルのものなどは、事前にお試し頂きたく思います。
 A-inkが使用できるボールペンとしては、残念ながら、先日入荷したジムノブラック油性ボールペンは完売してしまいましたので、現在の商品ですと、スムーズな芯繰り出しメカニズムが特徴的な、パイロット・タイムライン 3,150円 5,250円 7,350円 などがおすすめです。もっとも安価にA-inkをお試しになりたいかたには、二種類の握り部分の柔らかさが選べる、ドクターグリップ Gスペック 630円 があります。
※タイムラインや、ドクターグリップGスペックをお求めご希望の方は、こちらから商品名と色などをを明記の上ご連絡下さい。
 あらっぽく扱っても軸に傷がつかない、スタンザ・セラミックスなどもおすすめです。

 ちょっとしたメモ書には、キャップレスなどを持参すると便利かも知れませんし、キャップレスをノックしたときの動作から体感できる、精緻なメカニズムは、夢の実現に心が奮い立つものです。

 ただ、万年筆も油性ボールペンも必ず事前にじゅうぶんにテストし、焦って、いわゆる「てんぱった」状態での筆圧などもシミュレーションしていただいて、意図的に強い筆圧で書いてみたりして、試験に臨んで頂きたく思っております。

 資格試験用の筆記具選択に悩む受験生は、大勢いらしゃるようです。
 お客様からは、文具店の店員が、試験という特殊な状況での使用を全く想定していない、というご意見も頂戴しております。
 これは無理もないことかもしれません。
 試験場での緊張感や、異様な状況下での筆圧は体験してみないとわからないものです。
 上記に書いたことは、私自身がこれまで経験した入学試験などでの経験に基づいています。
 通常使っていた柔らかいペン先の万年筆が全く役に立たないというくらいの、普段はおよそ想定できないような筆圧になったり、焦ったりしたときの緊張感、このような状況になるのは私だけではないと思います。
 試験本番での筆圧は、もはや訓練して下げうることができるなどというものではないのです。
 ボールペンを使えばどんな筆圧でもカバーしうるとはいえ、万年筆で書いて合格したいというそのお気持ちに、お納めする商品を通じて技術的な面からお手伝いさせて頂くことができれば、本当にうれしい限りです。

追記
 カスタム74透明軸以外でも、ボーテックスも、インキ残量が確認でき、もちやすく使いやすい、試験向けにおすすめ万年筆です。かなりの本数の調整販売実績がございますので、こちらもおすすめいたします。
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 masahiro万年筆製作所  代表者 内野成広

Author: masahiro万年筆製作所  代表者 内野成広
総エボナイト製手作り万年筆を製造しております
一切の妥協を許さない完全な商品を目指し、生涯唯一の職業として励んでおります
ペン芯までエボナイトで製造している数少ない万年筆メーカーです。

また、株式会社パイロットコーポレーション 正規販売店として、パイロット商品の販売をいたしております。

422-8017
静岡市駿河区大谷769-3
masahiro万年筆製作所
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