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へたらないクリップ

万年筆にもJIS規格が存在します。
その中に掲載されている試験項目のひとつに、クリップの試験項目がございます。すなわち3ミリ厚の板などを10分挟んでも隙間が出来ないこと、という要件です。

これは、たいへん過酷な試験です。3㎜というとハードカバー本の表紙の厚みと同じくらいです。市販の万年筆でも、これをクリアーしないものも多いです。
もっとも、JISの試験項目は、実用ということを考えると、これでも甘いです。実際は、「すき間が生じてはならない」ではなく、「バネ力が弱まってはいけない」などにするべきでしょう。すき間は開いていないがバネ性はほとんどないような状態ではクリップとしては実用に耐えません。しかし、バネ力が弱まってはいけない、などという過酷や条件にすると、耐えられないクリップも多いのです。この要件は過酷ですが、そのくらいないと、やはりクリップとしては実用には耐えないのも事実です。

もちろん、クリップのみならず、クリップ取付部分の強度も無視できません。画像からもおわかりになるように、キャップ素材自体にかなり強い力が掛かります。キャップ本体がしっかり作られていないと、取付部に無理が掛かり、キャップ本体素材にヒビが入ることすらあります。

私は、以前から自社でクリップを作っておりました。ご好評頂いておりましたし、実用には問題なかったのですが、パイロットのクリップを試験してみると劇的に良いことがわかりました。上記試験を行ってもバネちからは全く変わりません。私も見習わなくてはなりません。そこで、ゼロから開発し直すことにしました。
かなりたいへんでしたが、上記試験を行っても全くへたらず、バネチカラも変わらないものすごいクリップが出来ました。

なお、ご自身で上記のテストはなさらないでください。市販の万年筆には、この要件をクリアーしないものが多いですし、クリップがへたったり、キャップ本体が損傷してしまってはたいへんです。へたったクリップは再度強くすることは可能ですが、何度か再調整を繰り返すと確実に強度が低下します。しまいには、90°に折れ曲がった上部が折れてしまいます。だからこそ、へたらないクリップが重要なのです。

もちろん、クリップには、軸が机上で転がらないようにする重要な役目もあります。

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