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スタブペン先 (日本語筆記を考える その2)

以前のコラムで、ペン先字幅についてご説明させていただきました。
その中でスタブというペン先があります。
縦線が太く、横線が細いという、独特のペン先です。

修理していると、古い海外の太字万年筆には、厚みが薄く、タテヨコの描線差が大きいペン先が多いことがわかります。

※そのようなペン先の一例
20060531183124.jpg



あるとき、修理でお預かりしたスタブペン先(このコラムで画像をUPした9金オノト)を修理後検品筆記していて、はっ!っと気づきました。
アルファベット筆記体には向くのです!
日本語を書いても悪くはないですが、ちょっと誇張されます。その反面アルファベットを書くと、自然な感じになると気づかされました。
昔よく使われたつけペンにGペンというものがあります。サイドに切り込みを入れて柔らかい書き味を出したものです。このペン先は、筆圧により容易に先端が開きます。先端字幅は細く、軽く書くとタテヨコ同じ太さになるのですが、通常は筆圧で、縦太・横細の線になります。このペン先は英字用と分類されていましたが、やはり、英文筆記には縦横差がある方が良いということなのでしょう。そう考えると、FAも英文に向くかもしれませんが、柔らかさが超独特なので、Gペンとは少し違った感じになります。もっとも、Gペンは、パイロットでいうとフォルカンのような作りなので、イリジウム形状自体が縦太横細に書けるようになっているスタブとはこの点で違います。

※筆記見本(上記のそのときに書いた実際の紙です)
mozi.jpg


※書いたペン先(両ベロという古典的なエボナイトペン芯に金が被っているものです)
先端イリジウム表面を斜めに落として、横方向に細く筆記するように志向していることにお気づきになると思います。
ペン先地金はもちろん14金です
P8200042.jpg


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