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加工精度を追求して

 万年筆加工用には、ねじ切り足踏みロクロなどが使用されてきました。
 masahiro万年筆製作所では、過去のロクロを様々分析した結果、耐久性と精度を追求し、独自に改良した機械を使用しております。スピンドルは総焼き入れ総研磨で、10数年前の運用開始以来、驚くほどの高精度が出ております。

●従来からの加工方法
その1 ワリガタ
 機械に素材を把握するのに、伝統的に以下の画像のようなものが使用されて参りました。
00-84-9.jpg
 古くは、以下の、木製コレットチャック(「ワリガタ」といいます)が使用されました。
 画像は、私が製作したもので、伝統的に、素材がつかんであるワリガタは白樫、ワリガタがはめてある大きなものは「ドダイガタ」といい、椿の木で作ります。赤い丸いものは、素材を締め付けるもので、「ワッパ」と言われ、バルカナイズドファイバーで作ります。
 ワリガタに挟んだとき、まっすぐに振れが無く把握するように芯だしするには少しコツが要りますが、ある程度ラフな素材やラフに作られた商品でも、応急的になんとか把握できるため、修理用などには重宝されることがあります。
 また、挟む部分が木のため、挟んだ軸に傷がつきにくいというメリットもあります。
 ただし、さすがに出せる精度には限界があります。精度が出ないと、再度把握し直した場合や再修理の際、軸に絶対的な精度が出ておらず、非常に作業がしづらいです。
 また、ドダイガタにある程度の長さが必要なことから、軸受けメタルからの距離が長くなり、結果的に切削に不具合を来しやすい(ビビリが出やすい)という避けようがないデメリットがついてまわります。
 一つのワリガタで幅広い太さの素材を把握できないため、数多くのワリガタを用意する必要があります
 そのため、現在では、ワリガタの使用は廃止しました。

その2 ドリルチャック
 ワリガタに続いて良く使用されて来たのは、以下の、ドリルチャックです。
DSCF0016.jpg
※上のワリガタの写真とともに、10年以上前に撮影した画像です。

 電気ドリルなどにもついているので、ご覧になったことがある方も多いと思います。
 ワリガタよりは容易に精度良くつかめるものです。また、一つのドリルチャックで、3㎜から16㎜、などと、幅広い太さの素材を把握できます。
 通常ドリルチャックは、素材(ワーク)をつかむ「ワークチャック」ではなく、文字通りドリルのような加工ツールのほうをつかむ「ツールチャック」としての使用を想定した商品ですが、ワークチャックとしての使用も出来ないことはありません。しかし、万年筆加工用ロクロ以外では、素材をつかむワークチャックとしての利用例は見られません。コンパクトで、幅広い径の素材を把握できるのですが、構造上出せる精度に限界(良い場合で5/100ミリ前後)があり、その精度は一般的な加工精度には満足出来るものではないからです。
 万年筆の軸加工用としても、ドリルチャックの精度では、どうしても限界があり、加工のしにくさを実感した結果、ドリルチャックの使用も廃止致しました。
 ただし、ドリルチャックでの万年筆加工は、主流だったため、現在ロクロ手作りで行っているところは、ドリルチャック把握方式で行っているところがほとんどと思います。

●現在のmasahiro万年筆製作所の加工方法
 現在、masahiro万年筆製作所では、以下の画像のように、ダイヤルゲージで確認しながら、独自に特注した把握ジグでつかんで加工しております。
 目視でも振れ精度は確認できますが、目視で確認できる限界は百分の数ミリ程度のため、ダイヤルゲージを使用しております。
 振れ精度はアベレージで1/100ミリ以内を確保しております。

R0010556.jpg
※9/6に撮影した画像です
 素材は緑マーブルエボナイト輸入材です。エボナイトは、刃物の切れ味や素材が悪いと、削りカスは粉末になりますが、良い場合は、画像のような連続した削りカスになります。
 写っている刃物は、万年筆加工用としては有名な市次という職人さんのものです。万年筆加工用としては、他には定助という職人さんの刃物もありました。
 刃物は、様々な形状のものを50本以上使用しております。

 素材の振れや曲がりを除去するため、一見表面がきれいなセンターレス素材でも、かならず、一皮むいて、15㎜が必要なら16㎜や18㎜などの素材を削りだして、一切振れや曲がりがなく、外径寸法が整った素材を用意し、その上で加工をしております。素材の精度だしは、ペン芯などの細い部品や後部つまみなどの小さな部品パーツまで、すべてのパーツに使用する素材で行っております。
 また、過去記事のように、キャップ内部のネジも通常は切り分けないことがほとんどなところ、完全に切り分けてあります。
 このように、加工機械から加工する素材まで一貫してこだわり抜いた結果、納得のゆくねじ切り精度や軸完成度を得ています。M形やダイレクトタイプのような軸自体に絶対的な精度が必要な商品でも、満足行く結果が得られております。

万年筆の場合、書き味が重視され、軸の完成精度はあまり問題にされませんが、軸の出来は、書き味以前の大前提となるものであり、軸の出来が良くて、初めて書き味を語ることが出来るものなのです。
masahiro万年筆製作所の書き味調整についても、ご好評頂いております。
書き味調整の詳細は、過去記事をご覧ください。



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 masahiro万年筆製作所  代表者 内野成広

Author: masahiro万年筆製作所  代表者 内野成広
総エボナイト製手作り万年筆を製造しております
一切の妥協を許さない完全な商品を目指し、生涯唯一の職業として励んでおります
ペン芯までエボナイトで製造している数少ない万年筆メーカーです。

また、株式会社パイロットコーポレーション 正規販売店として、パイロット商品の販売をいたしております。

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