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カートリッジ式万年筆を吸入タイプに変換できるコンバーターという品物が販売されています。
結構便利な品物ですが、私はあまりお勧めしません。
コンバーターが使用できる万年筆のことを両用式と呼ぶこともありますが、カートリッジ式があくまでもメインです。
残念ながら海外製品にはコンバーターを使用するとインキ出が悪くなるものもあります。そういったものの場合はカートリッジを使用すればインキ出は良くなることがあるので、お試し下さい。
ところで、万年筆は、コンバーターが附属された万年筆の場合、通常、首に装着された状態で販売されております。
これは感心できません。
なぜならば、コンバーター入り口の装着部分が繰り返しの装着に耐えないものが多いからです。
コンバーターの入り口には、パッキンのようなものが装着されています。素材の弾性域を利用するパッキンでしたら弾力が都度回復するので良いのですが、パッキン自体が弾力が戻らないくらい大きく変形して装着力を醸し出す素材の塑性域まで利用するパッキンの場合、一度外して再度取り付けた場合、勘合力は著しく低下します。
コンバーターは外さない方が良いのです。
外しても繰り返しの使用に耐えるコンバーターとそうでないものがありますが、一般には判別は困難です。
たとえば、パイロットのコンバーターで言いますと、以下の
CON-20は一度取り付けたら外さない方が良いです。
![konbata20[1].jpg](https://blog-imgs-10-origin.fc2.com/m/a/s/masahiro14k/konbata20[1]s.jpg)
私は、コンバーターを使用せずに、インキをカートリッジに補給して使用する方法をお勧めしています。狭義のアイドロッパー(←この意味については後日)のようにして使うわけです。製図ペンのロットリングがこの方式ですね。
もっとも、カートリッジの差し込み口自体も塑性域を利用しているものは、繰り返しの取付取り外しに耐えません。
この点パイロットのカートリッジは、開口径も大きく、繰り返しの取付取り外しにじゅうぶん耐えます。
パイロットのカートリッジにインキを入れてご使用の際は、入り口付近に縦になっている栓をピンセットで取り除き、スポイトで入れてください。幸い、開口径が大きいので、通常のスポイトにて入れることが可能です。
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