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特殊なインキ ジェットブルーとリアルブラック

以前は、今以上にいろいろなインキが発売されておりました。
私が知る限り、パイロット社では以下のような興味深いインキが発売されておりました。
実際持っております。

以下、当時の広告より引用したいと思います。

●ジェットブルーインキ
 最近、各方面で感光複写機の利用が盛んに行なわれていますが、複写機の理論から見て、ブルーブラックインキは使用インキとして適当でなく、複写性の高い黒インキを使用しなければなりませんでした。
 パイロットでは、このたび様々の研究の結果、複写性の高い青インキを作ることに成功しました。
 この新製品ジェットブルーインキは、複写がとれる青インキとして世界で唯一のものです。

特徴
・色が鮮明である
・沈殿が無く、ペンに滓が付着しない
・弱アルカリ性であるからペンを腐食しない
・酸化されず、したがって筆跡が黒変しない
・感光複写機で複写が鮮明に出来る
当時30cc瓶入り(現在と同じ形状の瓶)40円

(昭和30年代後半~40年代前半か?)

→今のゼロックスタイプのコピー機からみると考えられないことです。黒インキを使用すれば良いのに、と思いますが、当時は、それだけ青が人気だったのでしょう。筆記の際黒インキで書くように指示がある場合もある今日では考えられないことです。
当時主流だったブルーブラックインキが複写に使用できないから発売されたたいへん特殊なインキということになります。
現在でも発売されていたとしたら、万年筆を傷めないので、試し書き用などにベストではないかと思います。
DSC_1034.jpg


●リアルブラックインキ
 証券用・貴重記録用
 製産増強と共に予ねて好評のパイロット独特の黒インキを発売致します。万年筆用として流出軽快はもとより諸官庁記録用として需要の多大なるは勿論来るべき国勢調査の大量使用等今日より販売拡張の好商品と信じます。

(たぶん戦前)

→このインキは、昭和40年代ころまで製造されたようです。実際、アルミの袋に包まれたカートリッジ式のものや、大瓶を持っております。
保存書類用に、若干のカーボンが入っていたようです。実際、このインキに限らず、以前のパイロットブラックインキは、使った後洗浄するのが著しく困難なことがあります。当時は万年筆が盛んに使われたので、耐光性が求められたのでしょう。
パイロットの製図用や証券用といった、万年筆には使用できないカーボンインクとは違い、トラブルが起きる恐れはなく、安心してご使用いただけます。
もっとも、今現在は発売されていないですし、当時のものをどこかでお求めになったとしても、使用するのは危険です。
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