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『暮しの手帖』の万年筆記事

『暮しの手帖』という雑誌がございます。
ずいぶん前から、厳しい視点で商品テストをしている独特の雑誌です。

万年筆についての記事もいくつか見ることができるので、一部見てみたいと思います。

1世紀64号(昭和37年5月)には、ブルーブラックインキの比較というたいへん興味深い記事が掲載されています。
書きだしの文章は忘れることが出来ないです。
「あなたもたぶん、インクはブルーブラックをお使いでしょう。」
ジェットブラックのところでも書きましたが、当時は、ほとんどの方がブルーブラックインキを使っていたということがわかります。
この記事では、
丸善のアテナエース(現在廃盤)
セーラーのブルーブラック(現在廃盤)
パイロットの旧ブルーブラック(これについては別項で詳解ずみ)
プラチナのブルーブラック
海外ではウォータマン・シェーファー・パーカーの各ブルーブラックインキをテストしています。
この記事はつけペンで書くことを前提にしていますので、まず、つけペンの腐食の具合をテストしています。
つけペンをインキの中に浸けっぱなしにして、入れる前と取り出してからの質量の差を測り比べています(すでに廃盤のインキがほとんどなので、以下、各インキの結果については略します。興味のある方は原本に当たってみてください)。
次に筆跡が水に対して強いものと弱いものがあるという事実を紹介しています。ノートを水たまりに落としたためにインクがにじみ出して読めなくなるとか、雨の中をハガキを出しに行って雨滴のあたったところの字が流れてしまったりしては困るから、ということだからだそうです。確かにこの点は重要な性能です。私は、この雨の中をハガキに出しに行く例を読んで、水に流れないことの重要性を知りました。
書いてすぐに水にぬらしたときと、書いて何日もおいてから水にぬらしたときとでは、かなり違いがあるということも記されています。
書いたときの乾き方の違いや、瓶のふたを開けっ放しにしたときの蒸発の程度、インキの粘度や、滓の発生などについては、大差がなかったと記されています。
購入時、瓶の中に滓が沈殿していたものがあったので、箱から瓶を透かしてから買って欲しいとも書かれています。
結論として、国産品のインキでじゅうぶんであると結論づけられています。国産の中ではどのインキが良いかということは記されておりません。品質にやや気になる点があっても、値段とのバランスが取れていれば結果的にお買い得としています。つけペンで使用することが前提だとしたら、少しくらい問題があっても、じゅうぶん使えるのも事実です。
私はすでにお話ししたように、パイロットの旧ブルーブラックインキが好きで使用してきました。このインキを使用するようになった理由の一つは、当時接した本記事のテスト結果が、(本記事ではベストなものを挙げることはしていませんが)総合的に読み取るとパイロットが一番だったからです。

1世紀99号(昭和44年2月)には、花森安治「シェーファーのインク瓶」というエッセイが掲載されています。
シェーファーの瓶の上にポケットがある点が高く評価されています。
確かに私も赤インキを使っていた時代、ずいぶんこのポケットは利用しました。
しかし、ふたが鉄で出来ていて、少しでも表面のメッキがはがれると、特に擦過するネジの部分に多かったのですが、そこから錆びが発生してしまい閉口しました。

2世紀39号(昭和50年12月)には、別の記事がありますが、これは後日とさせていただきます。


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