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万年筆のJIS規格

以前、私の製造するクリップのところで、万年筆のJIS規格について言及しました。
そこで言及しましたが、試験項目のひとつに、クリップの試験項目がございます。すなわち3ミリ厚の板などを10分挟んでも隙間が出来ないこと、という要件です。

他にも万年筆のJIS規格を見るとおもしろいことがいろいろわかります。
まず、軸材質についての要件はありません。また、ペン芯の素材は、セルロイド不可、耐食性ある合金OKとなっています。エボナイトやプラスチックは当然OKとなっています。
また、金合金のペン先の場合、14金以上となっています。金品位が遙かに高くても、他のペン先に関する要件をクリアーするならばOKということになるわけです。
この他に、書き味に関する項目が無いことは無視できません。また、インキの流れる量に関するような項目もありません。
この点、すでに廃止された規格である鋼ペン(つけペン)の規格には、「運筆が快適であること」「インキの流出が適度で」という要件があります。
JIS規格では、書き味の悪い万年筆や、インキの流れがあまり良くない万年筆を排除することが出来ないです。これらは主観的な問題なので、試験しようが無いのかもしれません。
万年筆のJIS規格は沿革的には、ペン先の金の含有量を偽った業者が出現したことから、それを防ぐために規格されたと聞いたことがあります。
今現在、万年筆に限らず、JIS規格はあまり重視されなくなっているのも事実です。
以前からJIS規格に縛られすぎると「よいもの」が出来にくい事実がありました。
JIS規格が絶対に必要な分野もあるでしょう(たとえば製図などはその一例と思われます)。しかし、すでにその役目を終えた規格も多く存在し、廃止される規格も少なくないのです。
万年筆も、すでに必要が無くなった規格であると言えるのではないでしょうか。実際、最近の万年筆にはJISマークはありません。

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